- 2019/12/01
- ハザードマップの落とし穴
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ハザードマップを活用する上で気を付けていただきたいのは
被害予測範囲が
実際と異なって表記されるケースがあるということです。
例えば、高台の土地で
浸水区域に指定されていないけれど
局地的に周辺土地よりも低い場合は
浸水の危険性を否定できない、などです。
これは、ハザードマップの作成上、
一定の測点区分を基にしたデータを採用するために生じてしまう
見落としがちな注意点です。
ハザードマップを上手に活用するためには
ハザードマップを鵜呑みにするのではなく
必ず、対象となる土地が
どのような地勢にあるのかを考慮して
総合的に判断することが大切です。
具体的な判断方法としてお勧めなのは
対象となる土地に実際に足を運んで確認してみることです。
可能であれば
対象となる土地から避難所までのルートを
歩いて確認してみましょう。
ポイントは「土地の高低差に気を付ける」ことです。
水は高いところから低いところへ流れますよね。
例え高台であっても
降水量がその地域の排水処理能力を上回った場合、
相対的に水は高いところから低いところへ集まり
浸水する可能性があります。
つまり、周辺の土地よりも低いところに家や道路があれば
高台などに関係なく、浸水のリスクは高くなります。
弊社では土地の基本情報として
土地の地勢・地歴等から得られる土地の自然災害リスクについても
お客様にお伝えするようにしております。
弊社はもともと土地の調査を専門に行う会社ですので
土地の専門知識を持つスタッフがおります。
御希望であれば
専門的な知見からのアドバイス等も行っております。
お気軽にお声がけくださいね。